スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あん

main-visual2.jpg

河瀬直美監督の映画「あん」を観てきました。
原作はドリアン助川さん。
出演者の魅力、作品の空気感に惹かれて観にいきました。
素晴らしい作品でした。

樹木希林さん、やっぱり凄いです。
ユーモアもさることながら、悲しみを表現させたら天下一品だと思います。

幼い頃より、病気で社会から隔離された生活を強いられてきた徳江(樹木希林さん)
心に傷を持ち、悲しみを抱えたまま生きる、どら焼きやの雇われ店長、千太郎(永瀬正敏さん)
そんな2人が引き合って一緒にどら焼きやで過ごした時間を描いたお話です。


人はみな平等である

そうは言われていても、必ずしもそれが現実ではないこの世界、
「こちらに非はないつもりでも、世の中の無理解に押しつぶされそうになる時があります。」
大切にされなかったものや虐げられてきた者たち・・・(人間だけでなく動物や植物、鉱物、この世に存在するすべて)・・・の悲しみを希林さんが役を通して代弁しているような気がしました。

かと言って、そんな世界を単に嘆いているわけではなく
その中にも生きる意味はあるのでは、という強さも描かれています。

重いテーマを扱いながらも、暗い気持ちにはならず、終始おだやかに話は進んでゆきます。

なかでも千太郎(永瀬)と徳江(樹木希林)のあんこづくりのやりとりは本当にユーモアたっぷり、思わず笑ってしまいます。
ワケありな、影のある役をやらせたらこれまた天下一品の永瀬正敏さん。
昔大好きでしたけど、やっぱりカッコ良かった(*^-^*)

e1035_1_1.jpg


「ものにはすべて言葉があると私は思っているんです。
だから、小豆の話を聞いてあげるのよ。
あずきが見てきたもの、そしてここまで来ることになった旅の経緯を聞いてあげるの。」
悲しい経験があるからこそ、目に見えるもの、感じるもの、すべてと大切に丁寧に向き合って生きてきた徳江。
月や木や風の声を聞いて、おしゃべりする姿は”あ~わたしもこんなふうに生きたいんだよね~”ということを思い出させてくれました。

「人はこの世を見て生きるために生まれてきた。
・・・だったら、なにかにならなくても、‟生きる意味‟はあるのよ。」

後半の徳江さんの言葉は胸に響くものが多く、自然と涙が流れてきました。
役の中の徳江さんに言われているのか、樹木希林さん本人に言われているのか、わからなくなりました。
号泣する悲しみというのではなく、もう自分の身体の一部になってしまっている悲しみとでもいうのでしょうか、
理不尽なことさえも受け入れて生きてきた強さ、そんなものを感じました。
人間の本質、大切なものは何なのかということを再確認します。
映画が終わって会場を出るとき、ほとんどみんな無言だったのが印象的でした。


とにかく樹木希林さんの表現力素晴らしいです。
お孫さんの内田伽羅さんもとても良いです。

また観たいなぁ。
スポンサーサイト
プロフィール

nami*nami

Author:nami*nami
埼玉県在住。女性。
旦那さん、私、ねこのチャトランの3人暮らし。
こころや魂、宇宙のこと
地球のこと、人間のこと
生きてる不思議・・・
そんなことに興味があります。
みんなみ~んな癒されて、
地球家族になあれ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
地球の名言

presented by 地球の名言
月と星と妖精ダストのブログパーツ ver2
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。