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魂に響くお話~鳥の会議~

あるところにフーボーという鳥がいました。
ある日フーボーは、全世界の鳥たちに向かって
「これから会議があるので集まるように」と呼びかけました。
全世界の鳥たちは一ヶ所に集まってフーボーの話を熱心に聞きました。

「私たち鳥にはサイムルグという神様がいる。
サイムルグは幻の宮殿で生活している。これからサイムルグに会いにいこう!」

しかし遠く離れているサイムルグの宮殿に行くには、長く危険な、厳しい旅になることは目にみえていました。
命の危険も覚悟しなくてはなりません。

フーボーは鳥たちに語りかけました。
「サイムルグに一度でも会えば私たちは覚醒し、本当に生きる目的を見つけ、幸福になれる。」
鳥たちは顔を見合わせ相談しあいました。
神様には会いたいけれど…危険な旅だし・・・と躊躇しているのです。

フーボーは言いました。
「行きたくないのなら行かなくてもいい。しかし行きたくない理由をみんなの前で言いなさい。」
すると鳥の中でもっとも美しい声を出し、人間を喜ばすことで有名なナイチンゲール(うぐいす)が、
「私は本当に行きたいのです。だけど長い旅の中で声が枯れてしまったら、人間を喜ばすことができません。
私の使命を果たせないのです。」と、言いました。

それに対してフーボーは
「ああそうか。それならやめて結構だ。」と、答えました。
ほかの鳥たちも次々に前に出てきて、行きたくない、いや行けない、と理由を説明しはじめました。
結局行くことを決意したのは、集まった鳥たちの中の数百羽に過ぎませんでした。
鳥たちの長い冒険の旅が始まりました。

最初に向かったのは「探究の谷」でした。
ここでは、休息もままならない程、鳥たちに次々と困難が押し寄せました。

次にに向かったのは「愛の谷」。
ここで鳥たちの欲望は火の海に投げ捨てられました。
慈愛の心を学ぶ場でした。

3番目は「理解の谷」
自分自身の魂に必要な道を直観的に知る、という試練が待っていました。

4番目は「囚われのない谷」
ここでは厳しい冬の嵐が吹き荒れていました。世俗に対する関心や欲望を捨てる試練でした。

5番目は「統一の谷」
鎖で繋がれ放浪する愚者のようになり、神の言葉を聴けるようになるという試練でした。

6番目は「困惑の谷」
鳥たちは苦痛と不満に苛まれ、自分さえも疑い始めました。
その中で愛は溢れていましたが、誰を愛しているかはわかりませんでした。

最後は「貧しさと無の谷」
鳥たちは足を引きづり、耳は聞こえず、心がなく、何も判断できなくなりました。
自分を失い、永遠の安らぎや世界の秘密を知る、という試練でした。

7年に渡る、辛く苦しい旅の途中で、多くの鳥が脱落してゆきました。
そしてようやくサイムルグの宮殿に到着したのは、たった37羽の鳥でした。
その37羽の鳥たちも、疲れ果て、羽は落ち、貧弱になり、ボロボロでした。

限界の中でたどり着いた鳥たちは、宮殿の責任者に案内されて、サイムルグの部屋に通されました。
部屋にはおおきなカーテンがあり、その向こうにサイムルグが待っている、
と言われました。

37羽の鳥たちは気を取り直して期待に胸をふくらませました。
長い長い時間待たされました。

…どのくらいたったのでしょう。
ようやく、「サイムルグとの対面ができますよ」
と言われました。
カーテンの幕がゆっくり、ゆっくりとあがってゆきます。

…しかしそこには誰もいませんでした。

「どうなっているんだ!」
「7年間ボロボロになるまで飛び続けて、危険な目にあって、いろんな体験をして、やっとの想いでここまで来たのに誰もいないじゃないか!!」
鳥たちは騒然となりました。
そしてフーボーに向かってこう言いました。
「サイムルグはどこにいらっしゃるのですか!!」
フーボーは静かな口調で言いました。

「実は君たちに言わなければならないことがある。」

みんなはフーボーの次の言葉を待っています。
フーボーは言いました。
「サイムルグとは、実は37羽の鳥のことなんだ。」

それを聞いた鳥たちは自分たちの数をかぞえました。
そのとたん、彼らは悟りました。

‟ああ、僕たちがサイムルグなんだ”

『鳥の会議』 ファラド・ウディン・アタール (詩人・スーフィー教指導者)

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

このお話は、数年前にインターネットで知ったお話なのですけれど、とても心に残っています。
37羽の鳥がサイムルグである、とフーボーから伝えられた時の、
鳥たちが「自分自身が神である」と悟った瞬間-あんなに落胆したり怒りを感じたり騒然としていた空間が一瞬にして静かになった、無になった瞬間-が目に浮かぶようでした。
わたしの心の中を、一瞬にしてサーッと何かが流れていくような、まるで私も37羽の鳥たちと同じ空間にいるかのような(同じかな?)とても厳粛な気持ちになりました。

幸せを求め、悟りを求めて神様に会いに旅に出たけれど、
最後に会ったのは自分自身だった。
深い真理ですね。
人生そのものです。

*このお話は、複数の情報を私が加筆・修整した部分があるのでご了承ください*
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プロフィール

nami*nami

Author:nami*nami
埼玉県在住。女性。
旦那さん、私、ねこのチャトランの3人暮らし。
こころや魂、宇宙のこと
地球のこと、人間のこと
生きてる不思議・・・
そんなことに興味があります。
みんなみ~んな癒されて、
地球家族になあれ!

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