痛みに寄りそう
2015.08.31(Mon)
転んでしまった。
痛い・・・
痛いよう・・・
うえ~ん・・・
こんな時、なんて声をかけているだろう。
「よく見てないからだよ!」
「なにやってんの」
「痛くない、痛くない!さ、起きて」
「泣くんじゃない!OOでしょ!」
毎日の生活のなかで、ちょっと転んだり、失敗したり・・・
それはよくあること。
当たりまえのようにささいなことなのかもしれない。
自分がころんだ時と、誰かがころんだとき、自分の子どもやお年寄りに、
そしてころんだ度合によっては
掛ける言葉がちがうかもしれない。
でも
「痛い」
そう感じたのは事実。
わたしは今、痛いんだ。
わたしは今、泣きたいんだ。
ただそれだけ。
その痛みをそのまま見る。
受け止める。
寄り添う。
痛かったねぇ!
一生懸命やったからね。
がんばったねぇ。
泣いていいよ。
よしよし。
そう言って抱きしめてもらったら
「痛み」はとっても安心する。
「わたしも受け入れてもらった!」ってうれしくなる。
わたし、ずっと痛かったんだよ。
泣きたかったんだよ。
うんうん、そうだったの。
さみしかったね。
ごめんね、そんなあなたといっしょにいてあげられなくて。
痛みを感じない人なんていない。
傷をもっていない人なんていない。
それはそこに在って、受け入れてもらえるのを待っている。
できる自分、うまくいってる自分はみんな好き。
転んだとき、失敗したときの自分はどう?
がまんばっかり押し付けていないかな。
責めてばっかりいないかな。
自分はいま、どんなふうに感じている?
ありのままをみていこう。
ありのままの自分でいいんだって受け止めていこう。
上手にできなくたっていい。
そのままでいいんだよ、
ね。
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